宗教について 〜 人の生と死を考える 注16

公開: 2023年3月10日

更新: 2023年4月7日

注16. 身辺警護の警察官たちの手落ち

安倍晋三元総理大臣の選挙応援演説では、記録によると、身辺警護の目的で、8人の警官が警護に当たっていたようです。特に、元首相の近くで身辺警護に当たっていた警官、元首相の後部で周辺からの攻撃から身を守る任務に当たっていた警官2名が、元首相の身を守る役割を担っていたとされています。

しかし、暗殺者の青年が、安倍元首相の右背後の通路から出て、ほぼ真後ろに回り、少し前に進んで近づいた時、その行動に気づいていた護衛の警官はいなかったようです。1発目の射撃があった直後にも、元首相の身辺を守ろうとする警官はいませんでした。2発目の射撃で、弾丸が元首相に命中し、元首相が倒れた直後から、警護の警官たちは、犯人の青年に向かって走り、取り押さえました。

もし、1発目の弾丸が発射されたときに、安倍元首相の上に覆いかぶさり、2発目の弾丸が元首相に直接当たることがないようにしていれば、元首相が命を落とすことはなかったはずです。その意味で、身辺警護に当たっていた警官たちの行動には、手落ちがあったと言えます。

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